切妻屋根が持つ形式に注目し空間化した住宅です。
大きな敷地の北側は親族で共有しているコンクリートの広場、南側にはプライベートな芝の庭があり、その二つの外部空間の間に大きな切妻屋根を架け、二つの正面をもつ住居空間をつくります。切妻屋根は深い軒を出し、軒下空間による外部空間の補完と接続を図りました。大きな切妻屋根が作り出す高低差のある内部空間は、平屋的構成にし、天井高のダイナミックな変化を生み出しています。
切妻屋根が持つ形式を純粋に建築化することで、複雑な関係性をシンプルに解いた住宅です。
切妻屋根の断面的形式を部分ごとに空間に翻訳しました。2階アトリエはロフト的なオープン空間とし、1階と一体的に連続しつつも独立し落ち着いた空間です。またリビングは最高天井高さ5mを超える明るい大空間とし、鉄骨階段によりスケールの抑えた親密なダイニング空間と緩やかにエリア分けをしています。
用途 | 専用住宅 |
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所在地 | 埼玉県 |
主体構造 | 木造 |
敷地面積 | 495.00㎡ |
建築面積 | 219.13㎡ |
延床面積 | 202.49㎡ |
設計期間 | 2018.06-2019.03 |
施工期間 | 2019.04-11 |
構造設計 | 桑子亮/桑子建築設計事務所 |
施工会社 | 内田産業 |
写真 | 淺川敏/ZOOM(※のみSangoDesign) |
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