東京神楽坂の老舗料亭が立ち並ぶエリアの一角の高級鮨店の計画です。店舗面積が非常に限られている中で、極力広くまとまった厨房と、カウンターのみで8〜9席の客室、またエントランスに風除室としての踏込みスペースが求められました。その3つの要素を最大限に活かすため、壁を躯体に対して斜めにした平行四辺形のプランを採用しました。
踏込みスペースは客室を輝かせるため、内壁に黒い焼き杉を使用し極力落とした暗い空間にしました。客室では壁を左官壁や天然木化粧板の千鳥貼り、天井に木ルーバーを採用し、木や土の自然な明るい色調で揃えました。
小さいながらも空間ごとに素材の明るさや色の濃淡を操作することで、非日常的な輝きのある空間に迷い込んだような濃密なお店ができたと思います。
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