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  • 2014年2月15日

    PROJECTS-DIARY|T gymnasium

    鉄骨製品検査 -体育館再生プロジェクト-

    [:en]taiikukan_kensa01

    体育館改修工事で新しく加える鉄骨材の製品検査のため、早朝に東京を出て福島県郡山市の工場に来ました。東京駅から新幹線一本で来たため、郡山駅のホームに降りた時はやはり気温の差を感じました。駅まで鉄骨屋さんの専務が迎えにきてくれて、そこから工場までは車で向かいました。

    taiikukan_kensa02

    工場に到着後、事務所でこの日の予定や検査内容を打合せしてから、鉄骨実物の製品検査を行いました。完成している鉄骨部材を事前にきれいに並べておいて頂いてあり、検査がしやすく配慮されていました。

    taiikukan_kensa03

    taiikukan_kensa04

    部材の数量や、各部材の寸法が図面通りに作られているかを確認します。

    taiikukan_kensa05

    次に、第三者機関の検査会社の方と溶接部の超音波深傷試験(溶接部の内部に欠陥がないか調べる)を行いました。僕個人としては初めての経験だったため、機械の仕組みからメモリの見方まで詳しく説明して頂いた後、検査を行いました。

    taiikukan_kensa06

    検査終了後は、溶接が難しいとされていた部材の検討を実際に制作する工場内で行いました 。その部分の実物(モックアップ)を作って頂けることになりました。

    taiikukan_kensa07

    事務所に戻り、今日の検査のまとめや注意事項を打合せし、製品検査は一通り終了しました。その間に先程相談していた部分のモックアップが完成したので見させて頂きました。とても精度がよくきれいにできており、この方法で作ることになりました。

    帰りも専務に駅まで送って頂きました。駅近くで食事も御馳走になり、またお土産まで頂き、とても気のきく温かい専務でした。

    どこかに寄り道したい気持ちを抑えて、そのまま東京に帰宅です。

    サンゴデザイン/鈴木竜太

     

     

     [:ja]taiikukan_kensa01

    体育館改修工事で新しく加える鉄骨材の製品検査のため、早朝に東京を出て福島県郡山市の工場に来ました。東京駅から新幹線一本で来たため、郡山駅のホームに降りた時はやはり気温の差を感じました。駅まで鉄骨屋さんの専務が迎えにきてくれて、そこから工場までは車で向かいました。

    taiikukan_kensa02

    工場に到着後、事務所でこの日の予定や検査内容を打合せしてから、鉄骨実物の製品検査を行いました。完成している鉄骨部材を事前にきれいに並べておいて頂いてあり、検査がしやすく配慮されていました。

    taiikukan_kensa03

    taiikukan_kensa04

    部材の数量や、各部材の寸法が図面通りに作られているかを確認します。

    taiikukan_kensa05

    次に、第三者機関の検査会社の方と溶接部の超音波深傷試験(溶接部の内部に欠陥がないか調べる)を行いました。僕個人としては初めての経験だったため、機械の仕組みからメモリの見方まで詳しく説明して頂いた後、検査を行いました。

    taiikukan_kensa06

    検査終了後は、溶接が難しいとされていた部材の検討を実際に制作する工場内で行いました 。その部分の実物(モックアップ)を作って頂けることになりました。

    taiikukan_kensa07

    事務所に戻り、今日の検査のまとめや注意事項を打合せし、製品検査は一通り終了しました。その間に先程相談していた部分のモックアップが完成したので見させて頂きました。とても精度がよくきれいにできており、この方法で作ることになりました。

    帰りも専務に駅まで送って頂きました。駅近くで食事も御馳走になり、またお土産まで頂き、とても気のきく温かい専務でした。

    どこかに寄り道したい気持ちを抑えて、そのまま東京に帰宅です。

    サンゴデザイン/鈴木竜太

     

     

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  • 2013年12月13日

    PROJECTS-DIARY|T gymnasium

    模型制作 -体育館再生プロジェクト-

    taiikukan_model02

    体育館改修工事の関連で、周辺の建物を含めた学校全体のキャンパス模型を制作しました。久しぶりに大きなスケールの模型制作だったので、学生時代の卒業設計を思い出しました。その作業工程を少し説明したいと思います。

    taiikukan_model03

    まず、コンタ模型と言われる等高線を元にした地形の模型から作ります。久しぶりだったこともあり、この作業に思いのほか時間が掛かってしまいました。

    2mm厚のスチレンボードを地盤の高さごとにカットして積み重ねていきます。全部で30枚くらい速乾ボンドを使って接着しながら重ねました。

    これにより敷地周辺の高低差が立体的にわかるようになります。

    taiikukan_model04

    地盤の後は、周辺の建物を「スタイロフォーム」という極めの細かい発泡スチロールのような素材で作成しました。この素材は、建築の断熱材として使われるものです。

    その後ひとつひとつ「ジェッソ」と言われる下地塗料を塗ります。何度か塗り重ねて極力均質な白いボリュームにします。今回は白模型なので、このままを仕上げとしました。

    taiikukan_model05

    建物ができたら今度は様々な大きさの白い樹木を大量に制作し、現場の写真や衛星写真を頼りに植えて行きます。

    ひとつひとつ作っていく作業はとても地道な作業でしたが、その都度模型に植えていくことで、だんだん森や公園などが形作られてきて最後は楽しくなってきました。

    taiikukan_model01

    ほぼ完成したときの写真です。狭い事務所には似合わない大きな模型になりました。この模型が事務所にある間は、打合せテーブルが完全に占領されていたため使えませんでした。。今は無事学校に提出したので事務所にはありません。

    この模型はあくまでも検討用の模型なので、今後この模型をどのように活かして使えるかが大事なことだと思います。おそらく今後、何度も手を入れて修正していくため、この模型とは長い付き合いになりそうです。

    サンゴデザイン/鈴木竜太

     

  • 2013年9月20日

    PROJECTS-DIARY|T gymnasium

    鉄骨確認 -体育館再生プロジェクト-

    taiikukan_kaitai01

    体育館再生工事は、内部・外部の足場の組み立てとともに仕上材の解体工事がほぼ終わり、戦前に作られた鉄骨の骨組みが現れました。

    taiikukan_kaitai04

    解体前の調査では分からなかった部分や、予想とは異なる納まりをしていた部分、また鉄骨の状態などを設計チーム・施工チーム一緒にひとつひとつ確認・検討して行きました。

    taiikukan_kaitai02

     

     

     

     

     

     

     

    屋根・天井の工事があることから内部足場のボリュームが大きく、まるでひとつの建物のようです。

    「こうやって未来に解体されて見えなかった部分が見えて来たときに恥ずかしくない工事をしたい」と言った現場管督の言葉が心に残りました。

    サンゴデザイン/鈴木竜太
  • 2013年8月22日

    PROJECTS-DIARY|T gymnasium

    体育館再生プロジェクト

    taiikukan01

    去年の暮れからある学校(中高一貫校)の体育館の改修工事の設計に先輩事務所と共同で携わらせて頂いています。この体育館は鉄骨造で、その鉄骨は戦前に工場として作られたものを戦後この学校に運び込んで体育館として再利用したものです。計画ではこの戦前の鉄骨骨組みを残し、耐震補強して再び甦らせます。

    鉄骨の耐用年数の長さも驚きますが、それを残して再生させようとする学校関係者の思いが強いプロジェクトです。

    現場では解体工事が始まりました。

    サンゴデザイン/鈴木竜太

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