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  • 2015年04月23日

    LECTURE

    卒業設計講評会2014 -東京日建工科専門学校-

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    すでに新年度がスタートしていますが、昨年度の最後に2年生と研究科(3年生)の卒業制作の講評会がありました。

    僕は研究科の担当をしていましたので、2年生に対しては審査員として、研究科に対しては半分審査される側のような形での参加です。

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    この学校の講評会では伝統的に毎年発表する生徒は皆スーツです。またプロジェクターを使ってプレゼンする形式も統一されています。1年生が全員聴衆として参加し、先輩の作品に対して質問や意見をぶつけるのも独自で面白いです。

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    初めての卒業設計で戸惑いながらも約半年間かけて取り組んできた作品の集大成ということもあり、みな緊張しながらも一生懸命伝えようとしていました。講師陣も真剣です。

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    今年の1等は池袋の公園をテーマにしたランドスケープ的建築でした。豊島区の現状を詳細にリサーチして計画に反映させています。企画と建築が共にすばらしい案でした。

    サンゴデザイン/鈴木竜太
  • 2015年03月16日

    LECTURE

    研究科卒業設計2014 -東京日建工科専門学校-

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    今年も後期授業から研究科(3年生)の卒業設計を担当しました。今年の課題は「連関する2棟の住宅」として、隣り合う二つの敷地に親世帯と子世帯の2棟の住宅を同時に計画する課題を出しました。この2棟をどのように「連関」させるかが、この課題のテーマであり難しいところでありました。約半年間、学生と一緒に深く考えさせられる課題となりました。

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    2棟の住宅の屋根を「棚田」状に計画して魅力的な外部空間で向かい合う案。

     

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    緑豊かな外部空間は内部にも入り込む。

     

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    1本の「小道」を立体的に2棟の住宅に巻き付けた案。

     

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    この「小道」を室内との関係で様々に活用しつつ、散歩道にもなるという案でした。模型ではそこまでの表現ができず、時間切れとなってしまいました。

    学生と一緒に案を考えたり、表現を考えたりできる時間は、僕にとってとても貴重な時間となりました。今年は2年目だったので、去年よりはスムーズに設計について伝えられたような気もしますが、生徒一人一人が違うため同じようにはならないという所がとても楽しい経験でした。

    写真:田中先生
    サンゴデザイン/鈴木竜太

     

  • 2014年11月07日

    LECTURE

    日月会シンポジウム「日月シンポ」に参加

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    先日、私たちの母校(武蔵野美術大学)で行われた学生時代の設計課題についてのシンポジウム「日月シンポ」に参加してきました。

    各年代の卒業生を呼んで行われるシリーズものの第6回目です。今回は、3名の卒業生が招かれ、前半は学生時代の課題についての発表。後半は座談会式に当時の課題について多方面から質問されながらお話しました。

    久しぶりに人前での発表に緊張しましたが、学生時代の熱意や考えていた事などを振り返るとても良い機会になりました。

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    その後は、懇親会に二次会と多くの方とたくさんのお話ができとても有意義な楽しい時間を過ごすことができました。

    サンゴデザイン/田中匡美
  • 2014年09月25日

    LECTURE

    新宿OZONEにてレクチャー

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    先日、新宿パークタワー内の「OZONE」にて狭小住宅についてのレクチャーを行いました。僕が以前勤めていたEDH遠藤設計室の遠藤政樹さんの代打で、遠藤さんの仕事を中心に話しながら、サンゴデザインの建築についても説明しました。

    事前に遠藤さんの設計された多くの住宅を僕なりに分類し、並び替えまとめました。その作業で、自分がスタッフだった時には気がつかなかった事を新たに理解できました。

    当日は多くの一般の方たちの前で緊張もしましたが、狭小住宅の魅力や、建築家が何を考えて設計しているかなど、お伝えできるように全力で話させて頂きました。

    レクチャー終了後は個人相談会が行われ、直接相談に来られた方々にアドバイスをさせて頂きました。どの方もとても真剣で、少しでも多くの情報やアイデアを得ようと一生懸命でした。

    サンゴデザイン/鈴木竜太
  • 2014年03月06日

    LECTURE

    研究科卒業設計2013 -東京日建工科専門学校-

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    東京日建工科専門学校の後期授業から研究科(3年生)の卒業設計を担当してきました。多くの様々な問題を抱えながら、バタバタと講評会直前に完成しました。研究科の卒業設計は、2年生の卒業設計とは異なり、課題を与えられます。今年の課題は、「フレキシブルな二世帯住宅」としました。

    敷地見学の様子:http://blog.sangodesign.com/?p=1541

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    「フレキシブル」と「二世帯住宅」という2つのキーワードを元に設計をしなければならず、学生達は今までの2年間の課題と異なり、かなり悩んでいるようでした。

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    一階と二階を完全に分離させ、大空間の中に仮設的な可動式BOXを複数入れた案

     

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    二世帯の空間を繋ぎ、中心に共用スペースを配置した案。スケルトン・インフィルの考え方を取入れた。

     

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    長いようで短い期間の中でなんとか形になった事は、学生たちを引っ張る立場としてはかなりホッとしました。学生には建築設計の楽しさや厳しさなど、短い時間の中で多くを学んでくれていれば本望です。僕にとっても初めての事ばかりでとても多くの事を学べ、また良い経験になりました。

    来年はどんな課題にしようか、今から考えてしまいます。。

    サンゴデザイン/鈴木竜太
  • 2013年10月12日

    LECTURE

    設計課題の敷地見学 -東京日建工科専門学校-

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    非常勤講師をさせていただいている専門学校で、後期から研究科(3年生)のCAD設計も受け持つことになりました。CAD設計という授業ですが、CADの使用方法を教える訳ではなく、設計製図と合同で設計課題に取り組みます。

    今年の課題は、設計製図の先生や教員の先生と相談して「二世帯住宅」といことになりました。敷地は僕が育った埼玉県所沢市の「椿峰ニュータウン」内に設定しました。ニュータウンの歴史や現状、課題などを学生にこの課題を通して勉強してもらいたいと思います。

    僕の授業初日は、学生を連れて敷地見学に行きました。久しぶりの地元散策で、学生より僕の方が興奮してしまいました。上の写真は、この椿峰ニュータウンのひとつの特徴である全長で1km以上ある緑豊かな緑道です。

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    椿峰ニュータウンは集合住宅エリアと戸建てエリアからなります。集合住宅の多くは5階建てですが、隣棟間隔が広く圧迫感はあまり感じません。ただ5階建てでエレベーターがないため、上層階に住む高齢者にはきついだろうなと容易に想像がつきます。

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    敷地周辺を撮影する学生達です。高齢化の進む椿峰ニュータウンにどのような2世帯住宅が可能か、約半年間学生達と共に考えて行きます。

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    戸建てエリアの風景です。各敷地に緑が多いことも特徴かもしれません。ほとんどの建物が1980年代に建てられ、築30年を経過します。本格的な改修や建て替えなどを考えないといけない難しい時期に来ています。

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    椿峰ニュータウンに隣接してできた新しい住宅地です。建物のつくりや敷地の取り方など、郊外住宅地の変化をはっきりと感じられました。

    約半年間で学生達がどのような作品をつくれるか楽しみな授業になりそうです。

    サンゴデザイン/鈴木竜太
  • 2013年07月26日

    LECTURE

    日月会賞審査員 -武蔵野美術大学-

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    先日、僕たち夫婦の母校である武蔵野美術大学に行ってきました。建築学科の3年生の課題を対象に、OB・OG会である日月会が主催するコンペの審査員としてお呼ばれしました。

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    耐震改修をしてきれいになった芦原義信設計の4号館です。相変わらず、かっこいい建築でした。この建物を安易に壊さずに、補修して残したことは卒業生としてはとても嬉しいことです。

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    審査は教室や展示スペースに展示された学生の作品をひとつひとつ制作者の説明を聞きながらコメントや質問をして自分の中で採点していきます。審査時間は4時間の長丁場ですが、総数26作品をひとりづつ聞いていくと、結局ほとんど休憩なしの状態で時間切れになりました。久しぶりに感じる学生たちの熱気に圧倒されながらも、とても刺激的な時間でした。

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    学生の話を聞きながら、当たり前のことなんですが各学生が大事にしていること、価値観のようなものが、それぞれ異なっていて、順位を付けることが非常に難しかったです。また複数の課題が審査対象のため、設定自体が人によって違うこともまた悩ませる要因でした。

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    展示は屋外にまで及んでいました。原寸で制作した竹による構築物です。天気が良かったせいか、しばらく休憩がてらのんびりしていまいました。

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    各学生へのインタビュー終了後は、今年からの試みである公開審査協議に入ります。8人の審査員が、学生やOB・OG、講師や教授たちの見ている前で審査を議論し、各賞を決定します。各審査員それぞれに独自の価値基準があり、議論は徐々に白熱していきました。

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    聞いている学生たちも真剣です。この公開審査の試みは、細かい問題点もありましたが、学生にとってはとても良い試みだと感じました。自分の作品を審査員(第三者)にどのように捉えられたか、どこの部分が評価され、またどこの部分が評価されなかったかなど多くを学ぶことができる機会になったと思いました。

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    公開審査後は表彰式です。日月会賞の大賞である太陽賞を受賞した学生です。 審査中とは打って変わり暖かい雰囲気のにこやかな授賞式となりました。

    日月会のホームページに8月上旬頃、審査員講評文が掲載されるそうです。僕もいま講評文を書いている所です。

    日月会ホームページ:
    http://www.nichigetsukai.com/

     

    サンゴデザイン/鈴木竜太
  • 2013年06月19日

    LECTURE

    授業風景 -東京日建工科専門学校-

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    今年の4月から自分の母校である「東京日建工科専門学校」という建築の専門学校で非常勤講師として「建築計画」を教えさせて頂いています。授業はすでに前期の半分が終了していますが、先日学校職員の方が授業風景を写真に撮ってくれましたので、このブログでもご報告を兼ねて載せさせて頂きます。

    担当は夜間部の1年生、2年生です。講義時間は90分。1,2年生で同じ建築計画という科目でも範囲が異なるため、2種類の授業準備をして挑みます。生徒は夜間部ということもあり、平均年齢が高くまじめです。また当然ながら皆、昼間は働いており、基本的に疲れた状態で学校に来ます。

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    授業では、前半に基本として教科書の説明と解説。極力プロジェクターで実物の写真や図面を多く見せるようにしています。建築計画の奥の深さや、楽しさに興味を持ってもらえるように心がけて毎授業やっています。(生徒側からの気持ちはわかりませんが、、)

    また、授業の後半では住宅のエスキス(簡単な計画図)の課題を出し、やってもらいます。1案できたら、その自分で作った案を簡単にプレゼンしてもらいます。理由や動機があって計画があるということの訓練です。毎回いろいろな面白い案が出てきます。

    最後に、同じ条件で建築家はどのように解いたのか、実例を写真や図面で説明して授業は終わります。

    教える事自体が初めての経験であり、初めは緊張もしましたが、だんだんと馴れてきました。また事前準備に多くの時間がかかりますが、自分にとってもよい勉強になるため楽しんでやっています。

    サンゴデザイン/鈴木竜太