東京日建工科専門学校インテリア科1年生の学生たちが、群馬校の生徒と共同でワークショップの合宿を行なっているとのことで、最終日の講評会に行ってきました。場所は埼玉県秩父市の「こみに亭」。ここは築100年以上の商家を改修したイベントスペースで、学生たちはここに数日寝泊まりしながら、フィールドリサーチや製作などをしたとのことです。
ワークショップのテーマは「インテリア的みんなハッピーなまちづくりin秩父」と銘打って、秩父の魅力を引き出すアイデアや、新たな魅力を生み出す案を提案することです。
最終発表会+講評会は、地域の方々を招いて行なわれます。そこで実際に生活する一般の方々を前にプレゼンするため、学生たちも真剣です。
大勢の人の前でのプレゼンは初めての経験である学生がほとんどなので、発表はとても緊張するだろうと思いましたが、聞いている地域の方々の暖かい雰囲気によって場が和み、学生たちは思う存分力を出し切れたと思います。
提案内容は、学生たちが実際に数日間ここに泊まり込んでまちを歩きまわり、多くの地域の人たちと会話をして、また学生同士や先生と討論しながら一生懸命考えた案なので、現実感を持ったすばらしいものでした。過去には学生が提案したアイデアが実際に製品化されたこともあるそうです。
発表後は裏の中庭にて学生と地域の方々、先生達もみんなでバーベキューです。とても贅沢な屋外空間でした。
年代物の立派な金庫を改造した特製ピザ釜で焼いたピザが絶品でした。
最後は秩父出身のミュージシャンである吉田一休さんが生歌を披露してくれました。音楽の雄弁さに感動しました。
今年で3年目となるこの合宿は、学生達にとってとても貴重で刺激的な経験になったと思います。また、地域の方々の秩父を思う強い気持ちに心打たれました。また秩父に来たいと思わせられるとてもいいイベントでした。