
各部屋に設備や家具が配置され、いよいよクリニックとして診察が行なわれる準備ができました。この日は開業に先立ちオープンクリニックという内覧会が行なわれ、一般の方が病院内を歩き回り自由に見る事ができます。来られた方は看護婦さんに血圧測定などをしてもらえ、さらに院長先生もいらっしゃるので、病気の時の診察ではなく気軽なおしゃべりもできます。
写真は吹抜部にハイサイド窓のある明るい待合室です。左手に診察室にいく廊下が見えています。

来られる方々を受付で出迎える準備も万端です。このクリニックは他の場所からの移転なのですが、今回の新クリニックでの診察開始に向けて、スタッフのユニホームも一新され、笑顔もより輝いているように感じました。「こんな素敵な場所で働けるのは幸せです」と仰ってくださるスタッフの方もいて、とてもうれしくなりました。

カーブする廊下です。この廊下は診察を終えた患者さんが会計に向かう時に歩く部分です。その窓際部分に、沢山のお花が並んでいて圧巻でした。来られた方々が花を見ながら、気持ちよく出口に向かうのが眼に浮かぶようでした。
ずっと「現場」と呼んでいたこの場所は、このイベント後には「クリニック」と呼ばれ、診察が開始します。スタッフの方々がきびきびと動かれている様子を見て建物に命が吹き込まれたような、、、そんな瞬間でした。


外部スロープの柱や軒下に塗装が施されました。写真はRのスロープ部分です。白を基調とした明るいイメージのクリニックです。
左の写真は市道に面した直線のスロープ部分です。周囲を歩く近隣の方々も「何が建つのだろう」と、興味津々に覗かれていく方が多いそうです。










R状のスロープの基礎にも105角の桧の土台が緊結されています。土台が切れている部分には柱が入ります。この現場では先に全体の根太までやって床状の面をつくり作業をしやすくしてから建て方へと進んでいく工程で行なわれています。
RCのスロープの先端についた制作のスチールの金物です。この金物はスロープに@1800で取付けられそれぞれ木の柱が取り付きます。

R状のスロープを上からみたところです。右側の基礎からアンカーボルトが立上がっているのが見えます。この部分に105角の桧の土台が乗ります。
スロープが落す影の感じが良くて、直線上の スロープを下から見てみました。
写真の一段高くなった分厚いコンクリートスラブ(床)はX線室です。この上に直にシートを貼って床仕上げとします。
基礎部分の型枠が組み上がりました。





捨てコンクリートが打たれました。捨てコンクリートとは、基礎の下に30から50mm程度平に打つコンクリートで、建物の通り芯や基礎などの位置を出したり、基礎コンクリートの土への流出を防ぐためのものです。今回の厚さは50mmです。その下には防湿フィルムが見えています。


根切り床に見える赤い杭は、壁の通り芯の交点がポイントで出されています。建物のアウトラインも見えてきました。
診療所の敷地は埋蔵文化財包蔵地(地中に遺物や遺跡が埋まっている可能性が高い場所)に該当するとのことで、届出を提出し試掘を行うことになりました。



