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  • 2015年8月27日

    PROJECTS-DIARY|N House

    オープンデスク研修

    nhouse_yajima01

    当事務所にとって初めてのオープンデスクであるY君が1ヶ月半程度来ていました。彼はゼネコンにて現場監督を経験し、将来設計事務所で独立したいとの夢がありました。そこでゼネコンを辞めて、小さな設計事務所の仕事や日常などを経験したいとのことからサンゴデザインにやってきました。別会社に就職が決まっていたため、その会社が始まるまでの期間限定です。

    僕たちにとっても初めてのオープンデスクだったので、何をさせたら良いのかよくわからないままスタートしましたが、なるべく等身大の僕たちを見てもらいながら、僕たちが何をどのように考えて動いているか、様々な場面を共にして経験してもらおうと考えました。

     

    nhouse_yajima02日常的には、進行中のN Houseの模型を作ってもらうことになりました。N Houseは見積調整をしながら仕上げや納まりを検討中で、模型を作りながら変更になっていくところも出るためライブ感のある模型制作になりました。

    模型制作の経験はあまりないとのことでしたが、基本的な切る貼るなどを少し教えるだけで、どんどん上達していきます。さすがゼネコンにて現場監督を経験しているだけあって、組み立てる順序を計算して組み立てるため、手戻りが少なく奇麗にできていきます。

     

    nhouse_yajima03 nhouse_yajima04また、ちゃんと壁が外れて中が見やすいようにできています。接着する所、接着しない所、虫ピンで止める所などを計算しながら作らないといけません。

     

     

     

     

     

     

     

    仕上げの素材や色などを貼って完成しました。N Houseの現場は先日スタートしましたが、この模型通りにできるように気を引き締めて取り組みます。

     

     

     

     

     

     

     

    短い間でしたが、進行中の現場見学や、打合せの同席などなど、模型制作以外にもいろいろ経験してもらいました。前向きで素直なY君にとってよい経験になったと思ってくれれば嬉しいです。また僕たちにとっても仲間が一人増えたような気持ちになり、とてもよい体験ができました。

     

    サンゴデザイン/鈴木竜太
  • 2015年8月17日

    PROJECTS-DIARY|Aクリニック

    型枠脱型工事 -Aクリニック-

    aclinic_kiso01

    基礎の型枠が外されました。写真の円形状の穴はφ500mmの人通口で、建物が完成した後にもメンテナンスなどで床下を人が通れるように計画されています。ぽつぽつと赤く見える部分は型枠を押えていたセパレーターに錆止め塗装をしたものです。

     

    aclinic_kiso02

    直線状のスロープ部分です。片持ちスラブの浮いた感じがよく分かります。外壁側のコンクリート部分は外から見えるので、穴埋めをモルタルでしてあります。

     

    aclinic_kiso03R状のスロープを上からみたところです。右側の基礎からアンカーボルトが立上がっているのが見えます。この部分に105角の桧の土台が乗ります。

    aclinic_kiso04スロープが落す影の感じが良くて、直線上の スロープを下から見てみました。

     

    aclinic_kiso05写真の一段高くなった分厚いコンクリートスラブ(床)はX線室です。この上に直にシートを貼って床仕上げとします。

     

    サンゴデザイン/田中匡美

     

  • 2015年8月11日

    ETC

    増田一眞先生の日本建築学会教育賞祝賀会

    [:en]iwaukai01私たちが大学在学中に講師でいらしていた構造家の増田一眞先生が「日本建築学会教育賞」を受賞されました。その受賞を祝う会に夫婦で行ってきました。壇上では増田先生の熱い講演が行なわれています。

     

    iwaukai02先生は大学卒業直後の私に「もっと木構造の勉強をしないといけないよ」とのアドバイスを下さり、私はすぐに先生が代表をされていた「伝統木構造の会」に入りま した。そこで増田先生の木構造の講義を2年あまり受講しました。その講習会は、大工さんも設計者も年齢も性別も超えた学びの場で、私にとって素晴らしい経験と出会いを作り出してくれました。

    このような活動を含めた20年以上にわたる木構造設計の啓発・指導の精力的な取り組みが高く評価されたことが、今回の受賞理由との事でした。会場には先生から多くを学び、そして慕う大工さんや設計者など沢山の方々が全国からお祝いに駆けつけていました。

     

    iwaukai03礼服の上に「伝統木構造の会」の法被を着ています。そのご様子が温かい人柄を感じさせ微笑ましく、とてもお似合いでした。写真を一緒に撮らせてもらいました。

     

    iwaukai04会場に展示されていた多くの架構模型は、1992年から2010年に渡り全国26ヶ所で行なわれた先生の全国木構造設計講習会の模型です。これを分解して全国に持ちあるき、講義時には組み立てて講義されていたのだそうです。

     

    iwaukai05これらの模型は全て増田先生の手作りです。金物に頼らない木構造を目指している先生の模型ですので、接合部は継手・仕口に加工されています。右側はHPの面格子梁の模型です。木架構の様々な可能性を感じることができました。

     

    iwaukai06今も追求し続けている、大空間を金物に頼らず木構造でどのように作るかという長年の課題に対して、真っすぐ向き合う先生の姿勢に触れることができました。私たちにとって刺激を受けるとともに、強く背中を押されたように感じた祝賀会でした。

    サンゴデザイン/田中匡美

     [:ja]

    iwaukai01私たちが大学在学中に講師でいらしていた構造家の増田一眞先生が「日本建築学会教育賞」を受賞されました。その受賞を祝う会に夫婦で行ってきました。壇上では増田先生の熱い講演が行なわれています。

     

    iwaukai02先生は大学卒業直後の私に「もっと木構造の勉強をしないといけないよ」とのアドバイスを下さり、私はすぐに先生が代表をされていた「伝統木構造の会」に入りま した。そこで増田先生の木構造の講義を2年あまり受講しました。その講習会は、大工さんも設計者も年齢も性別も超えた学びの場で、私にとって素晴らしい経験と出会いを作り出してくれました。

    このような活動を含めた20年以上にわたる木構造設計の啓発・指導の精力的な取り組みが高く評価されたことが、今回の受賞理由との事でした。会場には先生から多くを学び、そして慕う大工さんや設計者など沢山の方々が全国からお祝いに駆けつけていました。

     

    iwaukai03礼服の上に「伝統木構造の会」の法被を着ています。そのご様子が温かい人柄を感じさせ微笑ましく、とてもお似合いでした。写真を一緒に撮らせてもらいました。

     

    iwaukai04会場に展示されていた多くの架構模型は、1992年から2010年に渡り全国26ヶ所で行なわれた先生の全国木構造設計講習会の模型です。これを分解して全国に持ちあるき、講義時には組み立てて講義されていたのだそうです。

     

    iwaukai05これらの模型は全て増田先生の手作りです。金物に頼らない木構造を目指している先生の模型ですので、接合部は継手・仕口に加工されています。右側はHPの面格子梁の模型です。木架構の様々な可能性を感じることができました。

     

    iwaukai06今も追求し続けている、大空間を金物に頼らず木構造でどのように作るかという長年の課題に対して、真っすぐ向き合う先生の姿勢に触れることができました。私たちにとって刺激を受けるとともに、強く背中を押されたように感じた祝賀会でした。

    サンゴデザイン/田中匡美

     

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  • 2015年7月30日

    PROJECTS-DIARY|N House

    地鎮祭 -N House-

    nhouse_jichinsai1

    素晴らしい晴天の中、「N House」 の地鎮祭が行なわれました。神主さん含め全員汗だくです。

    nhouse_jichinsai3

    できれば擬木でやらせて欲しいと言っていた工務店の社長が、早朝に栃木県から立派な本物の竹を切って持ってきてくれました。

    神主さんが撒く紙吹雪がとても奇麗でした。

    これから施主家族の夢が詰まった住宅の工事が始まります。

     

     

     

     

     

    サンゴデザイン/鈴木竜太

     

     

  • 2015年7月24日

    PROJECTS-DIARY|Aクリニック

    スロープの配筋工事 -Aクリニック-

    [:en]aclinic_haikin05基礎部分の型枠が組み上がりました。

    配筋検査時でも立体的に立上がってきたな、と感じましたが型枠が組まれるとより各部屋の大きさが立体的に見えてきました。

     

    aclinic_haikin06このクリニックの見せ場である円弧状に上がっていくスロープ部分です。スロープ横の立ち上り基礎部分が現場監督いわく、鉄筋がこれ(D19)以上太かったら、このようなカーブ状に曲がらなく、カクカクになっていたとのことです。

     

    aclinic_haikin07この建物の外形ラインは直角部分がほとんどなく、施工的に難しい部分が多いけれども現場は順調に進んでいます。

     

    サンゴデザイン/田中匡美

     [:ja]aclinic_haikin05基礎部分の型枠が組み上がりました。

    配筋検査時でも立体的に立上がってきたな、と感じましたが型枠が組まれるとより各部屋の大きさが立体的に見えてきました。

     

    aclinic_haikin06このクリニックの見せ場である円弧状に上がっていくスロープ部分です。スロープ横の立ち上り基礎部分が現場監督いわく、鉄筋がこれ(D19)以上太かったら、このようなカーブ状に曲がらなく、カクカクになっていたとのことです。

     

    aclinic_haikin07この建物の外形ラインは直角部分がほとんどなく、施工的に難しい部分が多いけれども現場は順調に進んでいます。

     

    サンゴデザイン/田中匡美

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