• 2012年7月31日

    PROJECTS-DIARY|薪水書窓庵

    内覧会 -沼須人形稽古場計画-

    私たちのお世話になっている方々や友人をお招きして内覧会を開かせて頂きました。遠方に関わらず、たくさんの方にお越し頂きとても嬉しく、楽しい一日になりました。

    この計画に当初から相談にのって頂いた構造家の増田先生を初め、伝統木構造の会の方々や現代まちづくり塾の方々、以前の職場の先輩など多彩な顔ぶれが揃いました。わたしたちにとって、様々な専門家に実際の建物をご案内して、多彩な角度からご批評を頂き、大変勉強になりました。

    見学が終わった後は、土間で簡単なお昼を食べて頂きました。建築の専門家たちが集まると、やはり自然に建築話になり、土間空間のあり方についてや木造の可能性、伝統建築の今後についてなど多方面に渡って白熱した話が繰り広げられ、とても楽しいひとときが過ごせました。

    お越し頂いた方々、本当にありがとうございました。今後ともサンゴデザインを宜しくお願いします。

    また、今回予定が合わず来れなかった方々も個別にご案内致しますので、ぜひご連絡ください。

    サンゴデザイン/鈴木竜太
  • 2012年7月9日

    PROJECTS-DIARY|薪水書窓庵

    石積み工事 -沼須人形稽古場計画-

    お披露目会も終わり現場は静かになってきましたが、まだ少し工事が残っています。その一つが外構の石積み工事です。

    石は座長が地元の有名な石屋さんに直接出向き、多くの保管してある立派な石の中から選びました。とても人では持てない大きな石を職人さんが、置く向きや位置を考えながら調整して積んでいきます。一つとして同じ形のない自然石を組み合わせていく為、経験と高い技術が求められる工事です。

    千枚岩と言われる薄い層が重なった立派な岩を平置きして階段を作りました。石屋さんの提案でまっすぐ登るのではなく、あえて曲げて登るようにし、登りやすく、また大きな石を活かせた迫力のある階段になりました。

    2日掛けて見事に積まれました。石が敷地に本当に馴染むまでは4、5年掛かるそうで、月日と共にどんどん良くなっていくそうです。木の世界もそうですが、石の世界も奥が深く、僕たちにとって新しい研究テーマが増えました。

    サンゴデザイン/鈴木竜太
  • 2012年7月3日

    PROJECTS-DIARY|薪水書窓庵

    「沼須人形あけぼの座」お披露目会 -沼須人形稽古場計画-

    [:en]

    この建物は多くの沼須人形芝居あけぼの座を応援してくださる人々の寄付によって、進められてきました。工事がほぼ終了したタイミングで、応援してくださる人々をお招きして新稽古場+沼須人形芝居のお披露目会が開催されました。当日は天候があまり良くない中(大雨でした)、大勢の方がお見えになり新稽古場にとって大変晴れ晴れしいスタートとなりました。

    この建物にとっての要である半屋外の土間空間が設計意図通り客席(ほぼ立ち見ですが)として機能しました。設計者としてはとても嬉しい光景でした。また本来は稽古場のみの機能でよかった建物がこのスペースにより、稽古のみでなく公演が可能となり、座長からは定期的に公演していきたいと嬉しい言葉を頂きました。

    また公演と公演の間には座員たちがこの土間空間を使って食事をするなど、多目的に使っていました。今後この土間空間をどう使うか、とても楽しみなスペースになったと思います。

    また建物の名前を座長が考えてくれました。

    「薪水書窓庵」しんすいしょそうあん

    「薪水之労」という言葉からきており、芸の道で一人前になるには薪を拾い、水を汲むような日常雑事の苦労を惜しんではいけない、骨身を惜しまず人の為に尽くすことなどの深い意味があります。僕たちにも通ずるとても大事な言葉を教えて頂きました。

    サンゴデザイン/鈴木竜太

    [:ja]

    この建物は多くの沼須人形芝居あけぼの座を応援してくださる人々の寄付によって、進められてきました。工事がほぼ終了したタイミングで、応援してくださる人々をお招きして新稽古場+沼須人形芝居のお披露目会が開催されました。当日は天候があまり良くない中(大雨でした)、大勢の方がお見えになり新稽古場にとって大変晴れ晴れしいスタートとなりました。

    この建物にとっての要である半屋外の土間空間が設計意図通り客席(ほぼ立ち見ですが)として機能しました。設計者としてはとても嬉しい光景でした。また本来は稽古場のみの機能でよかった建物がこのスペースにより、稽古のみでなく公演が可能となり、座長からは定期的に公演していきたいと嬉しい言葉を頂きました。

    また公演と公演の間には座員たちがこの土間空間を使って食事をするなど、多目的に使っていました。今後この土間空間をどう使うか、とても楽しみなスペースになったと思います。

    また建物の名前を座長が考えてくれました。

    「薪水書窓庵」しんすいしょそうあん

    「薪水之労」という言葉からきており、芸の道で一人前になるには薪を拾い、水を汲むような日常雑事の苦労を惜しんではいけない、骨身を惜しまず人の為に尽くすことなどの深い意味があります。僕たちにも通ずるとても大事な言葉を教えて頂きました。

    サンゴデザイン/鈴木竜太

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  • 2012年6月19日

    FIELD TRIP

    建物見学 -高輪子ども中高生プラザ-

    以前、僕(鈴木)が勤めていた事務所が設計した建物の見学に行ってきました。子供の為の施設なので子供同伴で行かせてもらいました。この施設は初期段階で僕も少し関わっていたのでずっと気になっていたのですが、やっと完成したものを見ることができました。

    4階建ての建物なのですが、周辺の住宅のスケールに合わせて外観を低く抑え、とても4階建てには見えなく、周囲の環境に馴染んでいるように感じられました。また全く内部の音が外に漏れてなく静かな環境を維持していることに驚きました。

    内部に入ると天井高の低いところと高い所があり、そのバランスがとても良かったです。こどもが落ち着くスペースは少し小さく設計されて天井も低く、走り回るスペースは天井高も高くのびのびできるようになっています。うちの子も初めての場所なのに大喜びで走り回っていました。

    児童図書館や学童クラブ、音楽スタジオなどもあり、小さなこどもから高校生くらいまで幅広い世代のこどもが楽しめる施設となっており、こどもを持つ親としてはとても羨ましい施設でした。

    サンゴデザイン/鈴木竜太
  • 2012年6月13日

    PROJECTS-DIARY|薪水書窓庵

    内装工事 -沼須人形稽古場計画-

    [:en]

    内装工事が急ピッチで進められています。2階はこれからフローリングと壁一面に付く本棚工事に入ります。また写真手前も吹き抜けになり一階と繋がります。

    半外部土間の上にあるキャットウォークからの写真です。床は防水した上にウッドデッキになります。建物裏の竹林がよく見える居心地のよい場所になりそうです。

    サンゴデザイン/鈴木竜太

    [:ja]

    内装工事が急ピッチで進められています。2階はこれからフローリングと壁一面に付く本棚工事に入ります。また写真手前も吹き抜けになり一階と繋がります。

    半外部土間の上にあるキャットウォークからの写真です。床は防水した上にウッドデッキになります。建物裏の竹林がよく見える居心地のよい場所になりそうです。

    サンゴデザイン/鈴木竜太

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