• 2012年9月17日

    PROJECTS-DIARY|ヒノキ角材の整骨院

    ヒノキ角材壁 -U整骨院-

    U整骨院の現場工事が始まりました。この工事は予算を抑える目的と工事規模が小さいこともあり、工務店を挟まない業種ごとに工事を個別に発注する分離発注という形式を取りました。

    木工事が比較的多いこともあり、内装の多くを付き合いのある友人の家具職人さんたちに施工してもらいます。床、壁からカウンターやベンチ、配線工事まで何でもやれる頼もしい職人さんたちです。

    プランは、間口の狭い細長い空間を前後二つに区切り、入り口側を待ち合いスペース、奥を施術スペースにするシンプルな計画です。

    この日は待ち合いスペースと施術スペースを区切る壁が搬入、設置されました。この壁は一見木板を張った壁のようですが、ヒノキの角材を積んで作ってあります。建築で言う所の壁構造のような感じです。構造と仕上げが一体的で重量感のある壁になりました。また無垢の柱材なので、壁の木口(側面)に年輪が見えます。カウンターやベンチもこの方法で作る予定です。

    サンゴデザイン/鈴木竜太
  • 2012年9月5日

    PROJECTS-DIARY|平行四辺形の鮨店

    銘木確認 -鮨M計画-

    [:en]

    桧(ヒノキ)の無垢カウンターは私たちの設計している鮨店にとって、とても大事な内装の要素です。そのカウンターで使いたい実際の桧を、施主夫婦と一緒に新木場の銘木屋さんに行って確認して来ました。

    一枚板の無垢の桧でカウンターに使えるほどの大木は数自体が少ないので、良い状態のものを見つけることは難しいのですが、さすが歴史ある材木の街、新木場です。図面の寸法にちょうど良いサイズで、状態の良い桧を紹介してくれました。これを加工、磨いてカウンターにします。

    紹介された銘木は自然乾燥30年以上のものだそうで、伸縮も少なそうです。節もほとんどなく、幅も十分です。値段はさすがに張りますが、それでも他のところと比較すると、かなり安い金額でした。

    材木を見た後は事務所に案内され、カウンターの納まりについて検討・相談をしました。合間には新木場にある材木屋さんの歴史についてや、東京の様々な鮨店のカウンターの納まりについてなど、興味深いお話が聞けてとても勉強になりました。

    銘木の倉庫兼工場には、様々な樹種の銘木たちが高く積み上げられており、圧倒されるとても圧巻な空間でした。私たちの事務所のある亀戸から新木場へはバスで一本なので、以外と近いことがわかり、これからは新木場に通う事も多くなりそうです。

    サンゴデザイン/鈴木竜太

    [:ja]

    桧(ヒノキ)の無垢カウンターは私たちの設計している鮨店にとって、とても大事な内装の要素です。そのカウンターで使いたい実際の桧を、施主夫婦と一緒に新木場の銘木屋さんに行って確認して来ました。

    一枚板の無垢の桧でカウンターに使えるほどの大木は数自体が少ないので、良い状態のものを見つけることは難しいのですが、さすが歴史ある材木の街、新木場です。図面の寸法にちょうど良いサイズで、状態の良い桧を紹介してくれました。これを加工、磨いてカウンターにします。

    紹介された銘木は自然乾燥30年以上のものだそうで、伸縮も少なそうです。節もほとんどなく、幅も十分です。値段はさすがに張りますが、それでも他のところと比較すると、かなり安い金額でした。

    材木を見た後は事務所に案内され、カウンターの納まりについて検討・相談をしました。合間には新木場にある材木屋さんの歴史についてや、東京の様々な鮨店のカウンターの納まりについてなど、興味深いお話が聞けてとても勉強になりました。

    銘木の倉庫兼工場には、様々な樹種の銘木たちが高く積み上げられており、圧倒されるとても圧巻な空間でした。私たちの事務所のある亀戸から新木場へはバスで一本なので、以外と近いことがわかり、これからは新木場に通う事も多くなりそうです。

    サンゴデザイン/鈴木竜太

    [:]

  • 2012年8月28日

    PROJECTS-DIARY|ヒノキ角材の整骨院

    現場確認 -U整骨院-

    東京都港区芝の商店街の路面テナントに小さな整骨院をつくる計画が始まりました。この日は土曜日ということもあり、あまり人がいなかったですが、まわりにはオフィスが多いので平日は会社員であふれる人通りのある商店街です。

    外観はすでに奇麗な色で塗装されているので、ほぼ変更なしに行けそうです。道路側前面がガラス張りなので、それを活かした明るい、落ち着いた空間を目指したいと思います。また観葉植物の似合う空間にしたいという施主の要望を叶えられるように考えます。

    一般的に整骨院というとお年寄りや小中学生を相手にした仕事だと勝手に思っていたのですが、施主の話では以外と若いサラリーマンやOLのお客さんも多いそうです。

    僕も日頃パソコンの前に一日座っていると腰が痛くなりますので、そういった需要があるというお話にはすぐに納得がいきました。

    そういう方針と場所柄もあり、30〜40代のお客さんを積極的に受け入れたいそうです。それに合わせた空間ができるように考えていきます。

    サンゴデザイン/鈴木竜太
  • 2012年8月17日

    PROJECTS-DIARY|平行四辺形の鮨店

    スケルトン -鮨M計画-

    解体工事が終了し、内装がスケルトンになりました。スケルトンになると、更地の敷地を初めて見たときと同じように、スケールを比較するものが少なく、全体的に狭く感じます。でも工事が進んで行くと徐々にスケール感が出て来て、実際の空間の大きさや広がりが分かります。この一部屋にどれだて魅力的な場を詰め込めるか、今から楽しみです。

    スケルトンにするといろいろと見えなかったことが見えてきます。床下に点検口が隠れて空いていたり、ダクトのルートがはっきりしたり、以前の壁がGL工法であったことなどです。一番驚いた発見は、道路側の壁の内部に実はガラスが張られていたことです。どのくらい前かは分かりませんが、以前ここにはガラス張りの自動ドアが入っていたようです。この壁の中に隠されていたガラス窓は相当古く汚れているのですが、掃除して一部開口として使えないかと検討しています。

    サンゴデザイン/鈴木竜太
  • 2012年8月6日

    PROJECTS-DIARY|平行四辺形の鮨店

    現場調査 -鮨M計画-

    [:en]

    昔からの町並みや路地を残す東京神楽坂に小さな鮨屋を計画しています。新規開店の決断をしたご夫婦の長年の夢が詰まった、すばらしいお店になるようにと計画がスタートしました。

    この日は、施主ご夫婦、不動産屋さんと一緒に現場調査に伺いました。現場は以前のお店の内装が残っており、これからスケルトンにする為の解体工事が入ります。現場では何を壊し何を残すかを施主夫婦と相談しながら決めて、不動産屋さんに伝えました。同時に大まかな空間の大きさや設備関係の状況をチェックしていきます。

    以前に入っていたお店(スナック)は、潰れたのではなく、現場近くのより大きなテナントにステップアップしたそうで、そのことからも縁起の良い物件と言えそうです。

    小さなお店だけどコンパクトに濃縮され、居心地が良く、ご夫婦の人柄が表れた空間になればと考えています。

    サンゴデザイン/鈴木竜太

    [:ja]

    昔からの町並みや路地を残す東京神楽坂に小さな鮨屋を計画しています。新規開店の決断をしたご夫婦の長年の夢が詰まった、すばらしいお店になるようにと計画がスタートしました。

    この日は、施主ご夫婦、不動産屋さんと一緒に現場調査に伺いました。現場は以前のお店の内装が残っており、これからスケルトンにする為の解体工事が入ります。現場では何を壊し何を残すかを施主夫婦と相談しながら決めて、不動産屋さんに伝えました。同時に大まかな空間の大きさや設備関係の状況をチェックしていきます。

    以前に入っていたお店(スナック)は、潰れたのではなく、現場近くのより大きなテナントにステップアップしたそうで、そのことからも縁起の良い物件と言えそうです。

    小さなお店だけどコンパクトに濃縮され、居心地が良く、ご夫婦の人柄が表れた空間になればと考えています。

    サンゴデザイン/鈴木竜太

    [:]